辻 健さん 腎臓移植


平成元年入社の私は、当時のバブル時世もあり、健康に気を遣わず、ひたすら仕事(休日出勤、徹夜や出張)をしていました。
暴飲暴食、不規則な生活、運動不足の生活でした。
突然31歳の時、体調急変。
当日入院、翌日シャント術、一週間後の血液透析導入でした。

病気に無知だったこともあり、腎不全が大変な病気であることを知りました。
血液透析で、時間と食事の制限で自由がほとんどなく、しんどい生活が続きました。

母親がドナーにと申し出てくれましたが、当時の生体腎移植は厳しいとの結論でした。
いろいろありましたが、叔母の好意があって1年半の血液透析後、当時では珍しい親子間以外の生体腎移植ができました。
職場にも以前とは少し違う環境でしたが復帰でき、制限の少ない幸せな生活に戻ることができました。

食事面、生活面に留意しながらの生活で順調だったのですが、移植後約15年の時、免疫抑制剤の長期服用の副作用と思われる移植後リンパ球増多症(PTLD)が頭部に発症してしまい免疫抑制剤の減量を強いられ、どんどん腎機能は低下してしまい、その後約2年で透析再導入となりました。

腹膜透析でしたが、やはり自由の少ない制限の多い生活がまた始まりました。
以前の経験もあって、時間、食事、仕事、自由の制限、それと、自分が親族や周囲の方々の迷惑になってしまうのかと、不安と恐怖で心が折れた辛い頃でした。

モチベーションが低いことを察して姉がドナーを考えてくれるようになりました。
腹膜透析から約2年半で二次移植を行うことができました。

ドクターをはじめ、医療関係のスタッフと親族、職場、周囲の方々のお気持ちとお心遣いで、健常者に近い今の生活を過ごせるようになりました。
すごく幸せです。

健康を三度取り戻せた今、
生体腎移植を決断していただいたドナーに
私の存在を必要と思ってくれたドナーに
その気持ちを大切に感謝しながら、モチベーション高く、笑顔で生きていきます。

この幸せがいつまでも続くような人生にしたいです。
私のことを真剣に思い考えていただき心のどん底から救ってくれた叔母さん、姉ちゃん、感謝してます。
大切にします。

本当に気持ちのこもった贈り物ありがとう。








  

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