芦埜 祐樹さん 腎臓移植


20年ほど前のとある冬の日、体調が悪く通院したところ、医師より、帰ってはいけません、すぐに透析です、と言われ、状況を理解する間もないまま透析生活に入りました。
それ以来の生活は、余暇のことを考える余裕もなく、人生を楽しむことより明日はどうやって生きていこうか、ということばかりを考える日々でした。

それから数年、母親がドナーとなり腎臓移植を受けることができ、生活が一変しました。
初めて飛行機に乗り、初めて海外旅行に行き、初めて結婚し、初めて子供が生まれました。
透析中は考えられなかったことばかりです。

ドナーになってくれた母ちゃんありがとう。そして孫を見せられてよかったよ。
次の目標は自分が孫を見ることかな。








  

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